質問一覧
Q. 以前に生理食塩水バッグの手術を受けましたが、最近、固くなってきたので、手術を受けたクリニックへ相談に行きましたが、「固くなったのは、あなたの体質のせいだ」「やり直しても、また固くなる」と言われ、抜去することを勧められました。でも、今さら胸が無くなってしまうのは悲しいので悩んでいます。私にとっては、抜去する方法しかないのでしょうか。もう一度やり直しはできないのでしょうか?
A. 川崎クリニック院長より
固くなる原因としては2つあります。1つは入れるバッグのサイズの問題、もう1つはバッグの位置のせいです。
まずバッグのサイズに関してですが、生理食塩水バッグそのものが固くなるということはありません。なぜなら、バッグの中の水が少しずつ無くなっていくと、バッグの内部に空間ができるので、ふわふわした状態になり、逆に柔らかくなります。しかし、小さいバッグを入れると固くなります。それは、少しぐらい水がなくなっても、できる空間が小さいので、空間がバッグの中でふわふわと動くという状態にはならないからです。医師の技術が未熟な場合は、手術の時に小さいバッグしか入れられないことがあるようです。
次にバッグの位置についてですが、乳腺の下に大胸筋というのがあり、普通はバッグを大胸筋の下に入れますが、これを乳腺のすぐ下に入れる方法だと、バッグが固くなってしまいます。これは、大胸筋の下だと、大胸筋に押されて、平べったくなるのに対して、乳腺のすぐ下では、押されるものが無いので丸くなりやすいからです。同じ容量では、丸より楕円のほうが表面積が大きいです。
と言うことは、丸のほうが圧力には強いので固くなりやすく、平べったくなっている大胸筋の下の方が、大きく広い空間ができているので柔らかくなります。ようするに、乳腺の下に小さいのを入れると柔らかくならず、大胸筋の下に大きく入れておけば、固くなることはないということです。乳腺の下に入って固くなった場合は、ただ単に、大胸筋の下に入れなおせば良いだけのことです。また、バッグは大きいけど固くなっているのなら、小さいバッグに入れ換えれば空間が広くなり柔らかくなります。再手術で問題なく希望通りのバストにすることができます。
Q. 数年前、生理食塩水バッグによる豊胸手術を受けました。一応は満足しているのですが、生理食塩水バッグより感触が滑らかだという、ハイドロジェルバッグという方法があると聞き、今より柔らかいのなら入れ替えようかな、と考えています。でも、クリニックによってはマッサージ不要とか必要とかで、あまりよくわかりません。本当に入れ替えるメリットがあるのかどうか教えてください。
A. 川崎クリニック院長より
ご質問にある、ハイドロジェルバッグは現在、危険性が指摘されています。イギリスでは使用禁止になって返品しておりますので、使用されない方が良いでしょう。
マッサージは生理食塩水の方は必要ありませんが、ハイドロジェルバッグは必要です。なぜなら、生理食塩水は年ごとに少しずつ中身の水がなくなっていき、バッグの中に空間ができるため、マッサージしなくても柔らかい状態を保ちます。
一方、ハイドロジェルバッグは、それ自体は、生理食塩水よりも柔らかいのですが、年月とともにバッグの中にゆとりがなくなってしまいますので、固くなる可能性があります。そのため、ハイドロジェルバッグは、中身を柔らかく保つためにマッサージが必要です。
Q. 胸が小さいことに、ずっとコンプレックスを持っています。あまり大きくは望みませんが、豊胸手術を受けることを決心しました。ですが、異物を入れるのは抵抗があるので、脂肪注入をしたいと思い、何件かのクリニックへ電話で相談しましたが、ほとんどのクリニックが「脂肪注入では効果がない」、「脂肪注入によるバストアップは行っていない」という返答でした。脂肪注入では、胸を大きくすることはできないのですか?
A. 川崎クリニック院長より
結論から申し上げますと、脂肪注入では、最初からバッグを挿入したような大きなサイズアップは望めません。少し胸を大きくしたい、出産後少し張りが無くなったので張りを出したい方におすすめですので、ご相談者の方に脂肪注入は向いているでしょう。
もともと胸のない人は、胸の筋肉が固いので、脂肪は一度にたくさん入れることができません。厚いタイヤのチューブに大量の水を入れられないことと同じです。タイヤのチューブでは固すぎて、柔らかい風船のようには膨らまないからです。皮膚が薄くて胸がない人の場合なら、多少は胸を大きくできるので、バッグを入れた位の大きさにどうしてもという場合は、2~3回に分けて脂肪を注入すれば、ある程度の胸の大きさが期待できます。例外として、以前にバッグを入れていた人なら、すでにゆとりがあるので、最初からある程度大きくすることはできます。
Q. 子供を2人産んで、胸がなくなった上に少し下がったので、バストアップしようと思い、1ヶ月前バッグによる豊胸手術を受けました。でも、バッグだけが上の方にあり、皮膚だけが下がって、不自然な状態になってしまいました。バストアップできるといって受けたのですが、これはどんな状態ですか?やり直したら、綺麗な胸になりますか?でも、受けたクリニックでやり直すのは不安です。
A. 川崎クリニック院長より
これは、技術的な問題で、入れた位置が悪かったということが考えられます。本来ならば、乳首が水平に近い状態になるまで持ってきて入れないといけません。もう1つは、下垂が激しい場合です。これは、垂れている余分な皮膚を取って、タルミを除去する方法が一番良いでしょう。
また、脂肪が多い場合はその脂肪を取って、皮膚を持ち上げ、乳首の位置を修正する方法もあります。この場合は、綺麗なバストにするために、バッグを乳腺の下に入れざるを得ない場合もありますが、その場合は、よくマッサージしないと、年月とともに固くなってしまいますので注意してください。
やり直すなら、受けたクリニックに行くのが一番ですね。どのドクターでも常に100%の結果を出すというのは難しいことなので、術後、医師に満足しているか、満足していないかをしっかりと伝えなければいけません。医師にしっかりと納得いくまで相談することが一番です。
Q. 「コヒーシブシリコンバッグ」を使ったバストアップが注目されていますが、以前の生理食塩水バッグやシリコンバッグ等との違いは何ですか?
A. 川崎クリニック院長より
最近登場したバックで、万一、体内で破れた場合でも、中身のシリコンが流れ出さないという点で注目され、普及してきているグミ状のシリコンバッグです。高い安全性と、滑らかな触り心地が最大の長所ですが、柔らかさを保つためのマッサージが必要となります。
一方、生理食塩水バッグは、年月とともに内容物が少なくなるので、マッサージを行わなくても、固くはならないという長所があります。バストアップに使われるバッグは、様々なタイプがあり、それぞれに特徴があるので、カウンセリング等で、医師によく相談してから決められると良いでしょう。
Q. 豊胸手術後のマッサージは必要ですか?どのように行うのでしょうか?
A. 川崎クリニック院長より
マッサージの必要性は使用するバッグの種類により異なります。
シリコンバッグの場合:カプセル拘縮を防ぐため、術後1週間頃からマッサージが必要です。1日2回、各5分程度、バッグを上下左右に動かすようにマッサージします。
生理食塩水バッグの場合:基本的にマッサージは不要ですが、形を整えるため軽いマッサージを行う場合があります。
コヒーシブシリコンバッグの場合:従来のシリコンバッグほど頻繁ではありませんが、定期的なマッサージが推奨されます。
正しいマッサージ方法については、術後に詳しく指導いたします。適切なマッサージにより、自然で柔らかい胸を維持することができます。
Q. 授乳後に胸がしぼんでしまいました。どのような治療が効果的でしょうか?
A. 川崎クリニック院長より
授乳後の胸の変化に対する治療法をご説明します。
萎縮のみの場合:シリコンバッグや生理食塩水バッグによる豊胸術が効果的です。
下垂がある場合:バッグ挿入と同時に、乳房挙上術(リフトアップ)を行います。余分な皮膚を除去し、乳頭の位置を調整します。
軽度の場合:脂肪注入による豊胸術も選択肢の一つです。ご自身の脂肪を使用するため自然な仕上がりが期待できます。
授乳終了から最低6ヶ月経過後の手術をお勧めしています。現在の状態を拝見した上で、最適な治療プランをご提案いたします。
Q. 豊胸手術の傷跡はどの程度残りますか?どこを切開するのでしょうか?
A. 川崎クリニック院長より
切開部位と傷跡について詳しくご説明します。
腋窩(わきの下)からの挿入:最も一般的な方法で、約3-4cmの切開を行います。腋のしわに隠れるため、ほとんど目立ちません。
乳房下からの挿入:乳房の下の境界線に沿って約4-5cmの切開を行います。バストの影に隠れて目立ちにくくなります。
乳輪からの挿入:乳輪の境界線に沿って切開するため、傷跡が最も目立ちにくい方法です。ただし、バッグのサイズに制限があります。
術後3-6ヶ月で傷跡は薄くなり、1年後にはほとんど目立たなくなります。体質やアフターケアにより個人差がありますが、適切な処置により美しい仕上がりを目指します。
Q. 豊胸手術後、どのくらいで普通の生活に戻れますか?スポーツはいつからできますか?
A. 川崎クリニック院長より
術後の経過と生活復帰の目安をご説明します。
手術当日:安静にお過ごしください。軽い家事程度は可能です。
翌日~3日:シャワー可能、デスクワーク復帰可能
1週間後:抜糸、入浴可能、軽い運動(散歩程度)可能
2週間後:軽いストレッチや筋トレ可能
1ヶ月後:激しい運動、重いものを持つことが可能
3ヶ月後:すべての運動制限解除
個人差がありますが、多くの方が1週間程度で通常の社会生活に復帰されています。お仕事の内容やライフスタイルに合わせて、具体的なスケジュールをご相談いたします。
